Newcomb, T. M.が提出したモデルである。
このモデルでは,ある対象 に対する2者、AおよびBからなるシステムを仮定する。
このシステムにおいて, AとBの態度が不一致の場合に
システムは不均衡となって緊張が生じるが,
そこに一致した態度を回復しようとする圧力が生じると考える。
このときの緊張の程度は, A, B間の魅力のズレ,
Xの重要性などによって決まる。
Xの重要性などによって決まる。
また一致した態度を回復するために,
Aに対するBの態度が同一になるようコミュニケーションを行なうか,
Bからのコミュニケーションによって
Xに対する自己の態度を変えることで, ABAの構造が対称的になるように変化する。
たとえば,夫が会社を辞め夢を追いたいと言い,
妻はそれに反対しているという場合,夫がA,妻がB,夢がXに対応する。
ここで夫と妻の間にコミュニケーションが起こるが,
夫が夢を考え直すか,妻が夢を支持するか,
夫が夢を考え直すか,妻が夢を支持するか,
いずれかに態度変化が生じれば, 夢に対する夫と妻の態度が一致する。
ただし, このような一致が得られない場合は,夫の妻への好意が減少することで
緊張が低減される場合もある。
参考文献
心理学検定 基本キーワード著 一般社団法人日本心理学諸学会連合
リンク
リンク
コメント
コメントを投稿