1、自己呈示とは
自分にとって望ましい印象を他者に与えるための振る舞い。
自己呈示の最大の特徴は自分というものをただ「見せる」ばかりでなく、あえて見せない点だ。
自己呈示の機能として次の3点が指摘されている。
①報酬の獲得と損失の回避:
就職活動でリクルートスーツを着用することにより企業に受け入れられるようにする。
②自尊感情の高揚や維持:
職場で自分の机まわりをいつも整理した状態を保つように心がけることで,
同僚や上司から「几帳面だ」と評価されると自尊感情が高まるなどである。
同僚や上司から「几帳面だ」と評価されると自尊感情が高まるなどである。
③アイデンティティの確立:
自分では「やさしい人間だ」という自己概念を抱いているのに
他者がそう思ってくれていないとき,
わざと困っている人を助けたりして他者から「やさしい人間だ」という評価を得て,
みずからのアイデンティティを確立するなどである。
自己呈示は印象操作と同義にとらえられることもあり,
ネガティブな意味あいに受け取られがちな概念でもある。
しかし、実際はさまざまな行為の形態を取って
現れるような日常的なものであって、
ネガティブな意味あいに受け取られがちな概念でもある。
しかし、実際はさまざまな行為の形態を取って
現れるような日常的なものであって、
私たちの日常生活に重要な役割を持つ。
参考文献
心理学検定 基本キーワード
著 一般社団法人日本心理学諸学会連合
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