物理学では目に見えない力というものを解明していくものです。
力は、目に見えない力のまさに代表的なものです。
力をイメージをしやすいように例を挙げましょう。
Aくんが友人のめっちゃモテるBくんのことが
嫌いになって、八つ当たりに相撲をして突き出しをしたとします。Bくんは場外に出ました。
みなさん、どこに力が隠れているか分かりましたか?
a, AくんのBくんに対する嫉妬
残念ながら、違います。
この時、Bくんを場外に移動させたものこそ、
物理学でいう力なのです。
1、力とは
物体の状態を変化させる原因となる作用であり、その作用の大きさを表す物理量である。
【v :速度[m/s] m :質量[kg]】
*ミクロな世界(量子力学)では、物質粒子は位置と運動量が同時に定まるような状態をとることはない。
したがって、ミクロ世界では、ある位置における粒子の運動量の変化を考えることはできない。
この意味での力とはマクロ世界の物理量である。
粒子と粒子との間の相互作用はさまざまな仕組みを通って現れる。
たとえば、原子間には量子的効果に基づく原子間相互作用があり、
原子核を構成する中性子、陽子などの核子の間には中間子を媒介する相互作用が現れる。
これらの相互作用をそれぞれ「交換力」「核力」とよぶことがあるが、
この場合の力の意味はあいまいであり、相互作用というほうが近い。
力はもともと仕事の際の筋力感に発した用語であって、
運動の法則が定式化される以前にはさまざまな意味に用いられた。
現在でもエネルギーという意味で用いることもある。「原子力」はその一例である。
[田中 一]
2、力の単位
【F:力 m:kg a:加速度】
MKS単位ではニュートン(N)、CGS単位ではダイン(dyne)を用いる。
これは、それぞれ1キログラム(または1グラム)の質量の物体に加えたとき
1m/sec2(または1cm/sec2)の加速度を与える力であって、1ニュートンは1ダインの10万倍である。
1キログラムの物体に作用する重力を1キログラム重という。
これはおよそ9.8ニュートンである。
[田中 一]
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