1、マックス・ウェーバーとは

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WIKIPEDIAより引用 |
マックス・ウェーバー[英:Max Weber]は1864~1920年に生きたドイツの社会学者です。
この時代で有名な出来事といえば、第1次世界大戦ですね。
彼は子どもの頃から優秀でものすごい読書家でもありました。
10代で哲学書や専門書を読みあさり、
挙句の果てには、本は作者の主観が混じっているとの理由で
資料や文献を集め、それをもとに歴史論文を書いたほどです。
政治学・経済学・歴史学など社会科学全般にわたる業績を残しています。
さまざまな本を出版していますが、最も知られている主著は
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
(1920)であります。
この書は、ヨーロッパやアメリカの資本主義の成立・発展を
プロテスタンティズム(その中の特にカルヴィニズム)との
関連を明らかにしたもので、大きな議論と影響を与えました。
また、官僚制の分析的研究や、「カリスマ」的な支配権力の概念の提唱などでも知られ、
その学問の特色は、科学的な認識において
実践的な価値判断を排除し、理念型的な概念(こうあるべきだと)を組み立てることにあります。
当時のドイツで支持を得ていたマルクス主義*とは一線を引き、
ナショナリスト・自由主義者として行動しましたが、ドイツ帝国には批判的な傾向にありました。
【マルクス主義*.....
資本主義の発展法則を解明して、生産力と生産関係の矛盾から
社会主義へ移行するのは必然的な結果であるとし、
その社会変革は資本を持たない労働者階級によって実現されると説く。】
他に、『職業としての学問』『職業としての政治』
『経済と社会』や一連の宗教社会学など多数の著作があります。
2、カリスマとは
カリスマのもとの意味は、神の恩寵もしくは神からのたまものを意味するが,
マックス・ウェーバーによれば,
日常的なものをこえた非凡な資質に対する畏敬の念に基礎をおく支配関係をいう。
ウェーバーはこれを合法的支配および伝統的支配と並ぶ
主要な支配類型とした。
3、カリスマ的支配とは

この支配形態は非日常性を特質とするがゆえに,
既成秩序を打破しようとする革命的状況に適合するが,
それが永続化するに伴い,
他の支配類型に近接していく傾向がある。
これを「カリスマの日常化」という。
マックス・ウェーバー、世良晃志郎訳『支配の社会学』(I)(II)、創文社、1960年。
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