1,ラパヌイ国立公園とは
1995年に登録されたチリの世界遺産(文化遺産)。
イースター島にある国立公園で、同国本土から太平洋へ西に約3700kmの沖合にある。
ラパ・ヌイとは先住民の言葉で「輝ける偉大な島」という意味。
巨大な石像であるモアイ像は有名。
先住民は4~5世紀にポリネシアから移ってきたと考えられているが、
イースター島は絶海の孤島であるため、1000年以上も独自の生活を営み、
個性的な文化を育んだ。
巨石像モアイのほか、祭壇(アフ)、鳥人信仰に基づく線刻、墓、
住居跡、洞窟の壁画や岩絵などが残っている。
モアイ像は長耳族が祖霊を祀るために作ったものであるが、
16世紀頃に部族間抗争が激化したとき、敵部族がモアイを倒し、多くが壊された。
2010年現在、確認されているのは867体である。
こうした孤立によって生み出された独創的な文化が評価され、
世界遺産に登録された。
◇英名はRapa Nui National Park
コメント
コメントを投稿