1,彩層とは

太陽光球の外側にある厚さ2000~3000kmのガス層。
光球に比べて磁場の影響を受けやすいので、磁場に起因する太陽の活動現象を調べるのに適している。
皆既日食のとき、皆既の直前や直後に太陽を隠す黒い月の縁に赤く輝いて見える。
水素の赤い輝線(波長656.3nm)を強く放射するため、
【・1mm = 1/1000 m EX.野菜の種、昆虫の卵
・1μm = 1/1000 mm 細菌、光の波長
・1nm = 1/1000 μm ウイルス、X線の波長】
彩層は赤く彩られて見える。
太陽より低温の星やF型星にも彩層があり、星の活動現象を調べるのに役立っている。
太陽と同じG型星でも自転速度の速いものや遅いものがある。
速く自転している星は彩層がより活発であり、誕生して間近の若い星である。
星はコロナから風を放出し、時間がたつとともに、自転が遅くなり彩層の活発さも弱くなる。
[日江井榮二郎]
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