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耐久卵





1,耐久卵とは







低温乾燥などの生存に不都合な環境に耐えられる性質をもつの総称。


夏卵(からん)に対して冬卵(とうらん)とよばれることもある。


ワムシミジンコなどヘテロゴニー(周期性単性生殖)をする動物の耐久卵は、

大形で厚い殻をもつ


卵殻の表面に棘をもつものもある。

染色体数はnである。

ミジンコ耐久卵*キチン質の膜に包まれている。

*昆虫や甲殻類の外骨格や堅い皮膚をつくっている物質の一般的呼称。







これらの動物の夏卵は雌卵(しらん)ともよばれ、春夏の環境条件のよい季節に、

雌が半数性単為生殖で産む卵で、すべて雌となる。

夏卵は楕円(だえん)形で、耐久卵よりも小形、卵膜は薄く透明、染色体数は2nである。

また、雌雄同体である扁形(へんけい)動物の棒腸類も耐久卵をもつ。

この卵は大形で、厚い卵殻と多量の卵黄をもつ。

また棒腸類は、夏季の幼若で交尾器官の未成熟な時期には、

自家受精により夏卵を産む。

この夏卵は、卵殻が薄く卵黄量の少ない無色の卵である。


[高橋純夫]




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