しかし、その時重大なことに気づいた。
僕の脳のあちらこちらに飛び回ってい る。
それも悪い方向に。
でも分かって欲しい。
僕は真偽を確かめるため、
「あのさぁ、片倉。ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ。
ここの校舎の屋上って入れたっけ?」
他の友だちとだべっていた片倉は一瞬戸惑いながらも、
8の字の眉 毛を触りながら思い出したかのように、
「確か無理だったはずだぜ。俺もよくわからないけど、
屋上閉鎖になったと聞いたぜ。」
「そっか。ありがとう」
「何だ、自殺でもするのか。」
「ちげーよ、バカ。」
冗談にしてもタチが悪い。
でも今思うと、この発言はある意味、 的を得ていたのかもしれない。

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